うつ病 クセになるナゾトキファンタジー
旦那さんは、平均すると週3日間は、出張で不在と多忙。出張から戻ると、家族で食卓を囲み、会話が弾む。息子が寝静まった後も時間を忘れて、仕事の話や最近見聞したことを語り合う。いつもは、ネズミが、仕事や人間関係の悩みを企業人かつ中国ビジネスの先輩である旦那さんに聞いてもらうことが多い。 先日は、珍しく旦那さんから仕事の悩みを切り出した。滅多に弱音を吐かない人が、言い出したぐらいだから、余程辛いのだろうなぁ・・・と耳を傾けていた。中国で長く働いている方ならお分り頂けると思うが、中国マーケットの現状を分からない日本本社や上司との板挟みになり、疲弊して行く。ベテラン駐在員にとって厄介なのは、中国という異文化よりも日本本社の存在だろう。 多くの日本企業の場合、マネジメント能力よりも社歴の長い方が、管理職に就く。好き嫌いやその日の気分で采配を振るわれると現場は、非常に混乱する。上司に恵まれなかった部下は、やる気を失い、やり切れない。こういう現状は、会社として損失だが、正直、マネジメント能力のある管理職の絶対数が、非常に少ないのが、日本企業の現実だろう。 旦那さんの辛さや悔しさを受け留めた上で”感情的にならずにまずは、自分の精神状態を健全に保つこと。”と”時が経てば、不思議とあるべき所に物事は、落ち着くから今は、遣り過ごすこと。”をアドバイスした。 長年、共に中国で働く我々は、夫婦であり、同志だ。業界や職種は違えども”中国ビジネス”という共通言語がある。 医療アシスタントサービスのデータによると、日本人駐在員の転落死が、少なくない。転落死とは、実際の所、投身自殺だ。長くお住まいの方ならご存知だとは思うが、上海には、日本人駐在員の自殺の名所と言われる高層マンションがある。ストレスにさらされても相談する先がない駐在員は、少なくない。家族帯同であっても家族に心配を掛けたくない方や「専業主婦の妻に話しても・・・」と口ごもる方もいらっしゃる。ストレスを忘れるため、アルコール依存症になったり、睡眠導入剤がなければ眠れない方、うつ病で緊急入院した方もいる。海外駐在員と聞くと華やかに聞こえるかもしれないが、そう楽でもない。 このブログの読者には、駐妻(駐在員妻)も少なくないようだ。どうかご主人の声に耳を傾けてあげて欲しい。いつもと違うな、と少しでも感じたら、立ち止まって休むことを勧めてあげて下さい。仕事に没頭していると視野が狭くなるが、長い人生、仕事が全てでもない。まずは、健康。身体の健康と精神の健康さえあれば、何とかなる。 * おまけ *春先に満開の花で楽しませてくれた桜の木にたわわに実ったサクランボ。そろそろ色づき始め、ご馳走とばかりに小鳥がやって来る。見上げれば、いつもと違う景色が見えて来る。 **********「何でも一人で背負い込むことはない。二人で分かち合うためにも二馬力で働いているのだから。」と旦那さんに語り掛ける。
日本一うつ病が好きな男
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そしてその「ただの話し相手」でさえも、うつ病の無理解によって達成することが難しいんだよね。
プロの心理カウンセラーはその隙間をスッと埋めてくれるので、さっさと保険適用しろ…。…