うつ病の紹介
北京原人でもわかるうつ病入門
貞彦さんの携帯をもって
部屋の前にいくにつれて
声がはっきり聞こえてくる。 「愚かなる愚民ども聞くがいい!
この国を豊かにするのは
金を稼げる私たちなのだ。
足をひっぱって、権利ばかりを
主張し、国が破たんしたら
すべてを失うということも
わからず✕▲〇■※▼●◇✕…」 続きは何をいっているのか
聞き取れなかったのではなく、
日本語でも他国語でもない、
うねり絡まった、ただの音という声だった。 「世界中~誰だぁって
ほほえめばぁ~仲良しさぁ~
みんなぁ輪になって助け合うぅ~
小さぁなぁせぇ~かぁ~いぃ~~
ふっははっはっはっはっはっはっはー」 この歌は幼稚園とかでよく歌われる
『小さな世界』だけど… 怖くてドアを開けられない。
ドアの前に携帯を置いて
帰ろうかと思ったけど
やはり確かめなくてはと
思った。 ドアを2回ノックすると
すぐに、いつもの声で『はい』という返事が
きたので、ドアノブを
伏し目がちにおすと
部屋は真っ暗だった。 ベッドの上で、仰向けに
なっている貞彦さんが
廊下の明かりを眩しそうに
目を細めてみている。 「もう寝る時間です。
なんのようですか」 「携帯忘れていたから…」 「あれ、私がそんなミスをするなんて
おかしいですね。
どうもありがとうございます」 「…うん、おやすみ」 私はすぐに部屋をでた。
貞彦さんはいつもと変わらない
どころか、ミスを素直に
みとめてお礼をいうなんて
機嫌がよすぎるほどだった。 その後は、なんの声もしなかった。 今までの話し声は
すべて独り言…でも、こんな独り言ってあるの? けれど、この堂々とした独り言は、このあと
毎晩続いた。 そして私はインターネットで検索して統合失調症、うつ病、脅迫神経症、痴ほう、チックという言葉にたどり着く。 ※貞彦さんに特定されないようフェイクを入れています。すみません。 ※数年前に離婚裁判をして終わった記録です。現在は幸せに暮らしています。 今現在DV,モラハラで苦しんでいる人、どうか遠慮しないで警察、役所、相談センターなど使えるところは、すべてつかって、最後の力をふりしぼり頑張って『助けて』といってください。 ランキングに参加しています。クリックしていただけると嬉しいです。
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非難されることや嫌われることの恐怖から「断れない」のであれば、それは望ましいことではない。